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 遺体管理学

           Human remains Lab












































































































































死因究明のための Ai



                              商用使用厳禁

        個人使用、教育(正規の高等教育課程)・学術研究、院内研修目的での使用は認めます





Ai ( Autopsy imaging )

 欧米では Autopsy とは検死や解剖の「死後の検査」を意味し、Aiとは「死後画像診断」と解釈される
場合が標準です。(死後に診断との名称が使えるか等の問題もあります。診断 ⇒ 生きているヒト)
生化学的検査ではなく画像検査であり、放射線領域(USCGは使用しない)のCTやMRIを使用して、
形態的状態を確認する方法であり、画像で確認できる「死因には非常に有効」な方法であり、
全国各地の医療機関や大学に普及しつつあります。(国や警察庁としても推奨している)

 東京都監察医務院の様な行政検死や行政解剖施設があれば最善ですが、行政負担での死体解剖
保存法第8条施設は「豊かな財政の行政地区以外では不可能」であり、より廉価であり簡易的な
画像検査が用いられますが、死因確定としては「解剖には及びません」
現時点ではAiは新しい分野であり、法医学医師では画像を読み取れる者は少ないと思われますが、
放射線科医師等との連携や研修により「読影精度は格段に上昇する」と考えられます。

 家族の承諾が必要な病理解剖、承諾が必要でない行政解剖と比較すると、時間短縮費用軽減
(Aiは 5万円程度、全身解剖で 10 〜 15万円程度の経費が必要)遺体侵襲がほとんどない
等の利点も多く、「医学的、司法的(警察)、家族的」にも推奨はできます。
ただし、Aiを行ったから法医解剖が不要とはならず、現状の「遺体表面だけ見て、心不全」との診断や検案よりは
「はるかに科学的根拠がある」ことは疑いようがありません。

                                           

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Aiによる遺体変化

 Aiにおける検査であっても「一定の条件下」では、遺体に対しての変化を生じます。
これはCT検査では発生はしませんが、MRI検査を行った場合に発生します
ここまで書けば、医学に関する知識のある者ならば気が付くと思いますが、「金属や磁性体」の
存在下では「遺体の特定部位に変化が生じます」。
医療機関で行われているMRI検査の注意事項や禁忌事項を思い出して下さい。

 生体で生じる火傷は生体反応であり「遺体では生じません」
しかし、電子レンジに生肉を入れてボタンを押すと、「白く変化し硬化」(熱凝固・熱変性)します。
生体反応である発赤、腫脹、水泡形成等は遺体では起こりません。(死亡直後は若干あり)
しかし、遺体であっても過熱による物理的変化が生ずるために、生活反応ではなく死体反応が
MRI検査を受けた遺体に現れます。(火傷ではなく電流斑状?)
刺青のある患者さんへのMRI検査では、患者さん自身が皮膚異常を感じた場合はボタンを押して
「中止」することが一般的ですが、遺体へのAiでは「遺体が異常ボタンを押す」ことはあり得なく、
「患者さんよりも遺体の方が、変化が出ている可能性」は否定ができません。

 ペースメーカや人工骨頭等であれば誰でもわかりますが、遺体で問題となる項目は刺青、ピアス、
化粧、ネイル、カラー・コンタクトレンズ等の「日常的ファッション」行為です。
日本の刺青の顔料には金属やコバルト(磁性体)が含まれている場合があり、生体では火傷の
リスクがあり、画像の解像度低下等の問題が生じるために、MRIを行わない場合が多いはずです。
アイシャドー、ファンデェーション、マスカラ、カラー・コンタクトレンズの成分にも金属を含んだ物も
あり、ネイルのラメや材料にも金属を含んだ物があり、「注意が必要」です。


死後変化とAiについては誤読影のリスクが高まり、下記の資料も参考になります。
「死後変化を病変と誤認しないための読影ガイドライン」


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MRIを受ける遺体への対応

 ピアス等の金属製品を外すことは当然ですが、金属や磁性体を含む物も外すことが基本です。
国内のMRIは1.5Tもしくは3Tであり、今後は3Tが増加する可能性があります。
1.5Tに比べると3Tは2倍の静磁場強度があるために鮮明な画像が得られますが、弊害も物理的に
2倍になると考えられ対応はより重要となります。(電子レンジの300Wと600Wの様な考え)
患者さんのMRI検査の場合は慎重になりますが、遺体に対しては「注意を怠る可能性」があり、
医療機関や在宅の看護師、変死事件を担当する刑事は下記の事項に注意する必要があります。

 遺体の刺青を消すことは不可能であり、MRIによる「作用(悪化)」は避けられません
刺青部位の硬化や萎縮、白化、刺青自体も「濁る」こともあり、家族への説明が必要です。
背中や腕、肩や脚の刺青部位に変化が生じても、「衣類を着せれば見えない」ために問題は少ない
のですが、「アートメイク」(眉やアイラインの刺青)では、遺体の顔に物理的変化が生じる可能性が
あり(日本では遺体実験が禁止されており、今後のデータ集積が重要)、MRI終了後のカバー・
メイクが必要となります。(生体での刺青等のリスクは低いとする発表もある)

 MRIを受ける遺体の化粧は「全て落とす」ことが基本です。
化粧材の金属や磁性体は総量としてはわずかですが「顔に付ける物」であり、ご遺体の顔への
悪影響は否定できないために、MRI前は「スッピン」、MRI後に「メイク」を行います。
カラー・コンタクトも必ず外して、ラメや金属片を付けたネイルは取り除いて下さい。
ERの看護師さんにとっては「仕事が増えます」が、DOA状態できれいな化粧をした遺体であっても、
MRIを行う場合は「スッピン」にして、ネイルを落とし、カラコンも外してください

 国内でAiが行われるようになり10年弱、医学としての読影や撮影法の研究や運用は研究をされて
いますが、対象者が「生者ではなく死者」であるために、侵襲に対する研究や調査はほんと
行われておらず(死体管理学が存在しないため)、その実態は理論域を脱せません

 国内におけるAi実施現状では、MRIよりもCTが行われる場合が多いと思いますが、死因精度を
考えるとCTよりもMRIの方が優れていると考えられ、「MRIと遺体変化」の調査は必須事項です。
全身刺青の遺体(おもに死刑囚)で確認が出来れば良いのですが、共和国では「Aiを行わない」
ために、死体管理学では解明が出来ない部分でありAi実施臨床機関での調査を望みます

 新東京都監察医務院に設置されるAiは、MRIではなくCTの予定です。
Ai後の遺体には不明な部分も多くあり、Ai実施後に全身解剖を行い解明をすることも重要です。
「Ai対応遺体専用メーク材」を作らなければと考えていますが、「利益は出ない」ので思案中。〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇…




内閣府  死因究明等推進会議

設置根拠
推進会議構成員
検討会開催状況



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