遺体管理学

           Human remains Lab


















エンベロープを有するウイルス感染の遺体




                      エンベロープ(envelope)を有する場合の対応


 エンベロープを有するウイルスに対する公衆衛生的な考え方は、他のウイルスと異なる部分があります。
下記の感染症情報センターの情報は少々古い資料ですが、「信用できる情報」ですので必ず参照するべきです。
エンベロープを有するウイルスは消毒薬抵抗性は比較的低いことを認識する必要性があり、これらを踏まえた対応が必要であり、
対象とする「病原体に対する対応」を行うことが重要です。
強力な消毒薬や滅菌方法を行えば安全性は高まりますが、これらが行える場所は特定的であり対応できる数も限られます。
特に、パンテミック等の多数の患者や遺体が発生した場合は「病院でしか行えない消毒方法や滅菌方法」は現場では使えません。
パンテミックは医療機関内ではなく現場で発生し、「街中にあるために、街中にある消毒方法」を行う必要性があります。

感染症情報センター (国立感染症研究所・感染症情報センター)  SARSに関する消毒

 ホルマリンやグルタルアルデヒド、過酢酸やエタノール等は医療機関にありますが、エタノールを除くと街中の店舗では購入は出来ず、
一般人が入手できる物は「エタノールと逆性石鹸」に限定されます。
しかし、ウイルス感染が広まった段階で街中のドラックストアでは、これらの商品の買い占めや買い貯め溜めが発生し
(阪神淡路や東日本等の大震災でも食品がなくなった)、入手は不可能になります。(20倍程度の価格でネット・オークションに出る)
そのために、悪意のある者、金でねじ伏せる者は「消毒薬を手にする」のでしょうが、善良な市民には消毒薬は入手できません。

 そのために、「誰でも入手できて、自宅に保管が可能であり日常的に使用できる物」の代用を考える必要性があります。
ここでお奨めなのは誰でも、何処ででも入手できて非常に廉価であり、なおかつ日常的に家庭で使用できる家庭製品である、
「漂白剤と食器洗い洗剤」を使用します。(ドラッグストアやスーパー、コンビニでも購入出来て、どの家庭にも必ずある)
遺体に限定すれば、ベンジンやシンナー等の揮発性製品(染み抜きや塗装用溶剤)も十分な効果があります。(生体では副作用がある)
ここで、特にお奨めは「食器洗い洗剤」(逆性石鹸よりも効果がある?)です。
しかし、食器洗い洗剤の全てに効果があるわけではなく、特定成分の含有された物に限定されますので、日常的のこれらの製品の使用を
行うことが理想的です。

 陰イオン系界面活性剤でり第1種指定化学物質である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)、
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(AES)の含有量が16%以上の物が有効ですが、家庭用製品は医薬品と異なり
成分比率表示はされておらず、メーカーでも公表はしていません。
日本石鹸洗剤工業会の資料及び、製品の「界面活性剤総量濃度表示」(各成分濃度表示はない)から推測すると、多くの食器洗い洗剤と
濃縮型洗濯洗剤においては、上記条件をクリアしている可能性は高いと考えます。
これらの成分は人体に対する有害性を示す文献もあり「危険と騒ぐ人達もいます」が、個人的には「通常の使用では問題はない」と考えており、
パンテミック等の「非常事態においては大変有用な物」と言えます。

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム      RC6H4SO3X
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム      R−O−(CH2CH2O)n−SO3Na

女子栄養大学 上田成子 教授の 「病原微生物データ分析実験作業報告」も参考になります(細菌でありウイルスではないが)

陰イオン系界面活性剤と次亜塩素酸Naの併用で、消毒効果の増加が期待できます




                                 感染遺体に対する対応
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